エンジンのキックスタートについて

ハーレーライダー

ハーレーのエンジンのキックスタートは、そんなに難しいものではないとされています。コツと原理が分かれば、何がどのように必要かが分かるので大丈夫です。
エンジンのキックスタートは、寒くなるとやり辛くなるものでもありますが、寒いからできなくなるものではありません。まずは、キックレバーを踏んで、レバーが重くなり、動きにくい位置を探してみましょう!
その位置が、圧縮された支点の位置です。

エンジン

それから、勢いをつけてキックを踏みつけ、クランキングをさせることにより、エンジンを掛けることが、一般的なハーレーのやり方です。しっかりと圧縮している250cc単気筒であったり、SR等は上記のような状態から踏むことはとても重たく感じられることになります。なので、手動でも自動でもデコンプを使って圧縮を抜き、シリンダーを下の支点の方向へ移動させてから、キックを踏んで下さい。

エンジン

デコンプを使わないという人もおられるかも知れませんが、基本的にはキックレバーを止めて圧縮上支点ではエンジンが掛からないです。次の圧縮か他の気筒の圧縮での爆発を始めるだけになるので、重い状態のものを踏む必要は全然ないと考えておくと良いとされます。しかし、圧縮状態でもエンジンが掛かるととても調子が良くて、焦りがちな人もいるかと思います。でも、デコンプがないのなら、上支点から踏み下ろしをすることになると思っておくと良いとされています。キックを一回踏んだだけでは、エンジンがほぼ回っていない状態なのが、ハーレーの普通であるとも言われています。
電源を入れてから、5回くらい踏んでエンジンが掛からないなら、バイクの異常を疑いましょう。
ベンチュリーにガソリンを満たすことで、質より量を意識したエンジンの掛け方ができます。

グライドモデル